HomeHome
移住史ライブラリIndex | 移住年表 | 移住地図 | 参考資料

みんな元気でやってるよ

2006年ユバの若者たち
 ユバの若者たちから「みんな元気でやってるよ」と、彼らの生活を記録した写真を送ってきました。これはその中の一枚で、新しいトラックが届いたときのものです。
 ユバ農場は元々が自給経済を基本にしているため現金収入に乏しく、トラックや耕作機械などの調達には苦労しています。それと、町の産業組合が倒産したため、その筆頭株主であったユバ農場は大きな負債を抱えることになり、ここ六、七年、経営危機にさらされていました。しかし、ユバ農場をつぶしてはいけないと、多くの支援が集まり、負債問題も解決し、現在は着々と再建に向かっています。
 この危機で農場の若者たちも目が覚めたように活性化したようです。アメリカやハワイに研修に行っていた若者たちも帰ってきました。月一回の経営会議では若者たちの発言も多くなり、若者たち自身による市場調査も行われるようになりました。その結果、カボチャ、オクラ、トウモロコシなどが有望だということがわかり、求められる農産物を積極的に生産し、近隣のスーパーに卸すようになっています。特にユバのカボチャは評判が良く、若者たちは併せて近隣農家の生産物もいっしょに持ち込むようにして、村の支え手としても成長しています。
 三年前には借金のカタでトラックも持って行かれる事態に追い詰められたのですが、今度ついに、新車のトラックを購入するところまでこぎ着けたのです。
 みんな元気でやってるよ。


Back home