ユモレスク劇場公演 タクシードライバー物語
わすれものはありませんかわすれものはありませんか

 '09年2月20日〜23日 小さなNPO劇場 5公演

 '09年6月21日 小さなNPO劇場
(主催:千葉県タクシー協会ケア輸送委員会)

 '10年1月29日 ホテルグリーンタワー幕張
(主催:千葉県タクシー協会)

 '10年2月27日 現代座ホール

 '10年2月28日 北沢タウンホール
(主催:世田谷区福祉移動支援センターそとでる=j

  作 武本英之
  補作・演出 木村 快

  後援:小金井市
  協力:つくば観光交通株式会社

ものがたり

独居老人の芳子さんは元教師
NPOが支援を申し入れても
「福祉のお世話にはなりません!」
だから病院通いはリキさんのタクシー。
なんたって、芳子先生の息子は船乗り、
リキさんは元漁師、海の話が弾むのです。
ある日、福祉タクシーの運転手浦島君が
芳子さんとぱったり。
え! 浦島君は芳子先生の教え子?
いつも子どもたちにほほ笑んでいた芳子先生、
子どもたちと高齢者や障害者の施設を訪ね、
心の交流を一番大切にしていた。
感動の再会かと思いきや、
「昔のことは忘れてしまった」と
顔をそむける芳子先生。
芳子先生になにがあったのでしょうか。
心の扉は開くのでしょうか‥‥‥。

キャスト

みきさちこ 熊倉正博 寺崎昌広 佐伯嘉子
芳子先生 リキさん 支援NPOの塚本 カウンセラー
みきさちこ 熊倉正博 寺崎昌広 佐伯嘉子
西河 大 許 勲 村上香織  
教え子浦島君 タクシー経営者 病院案内係  
西河 大 許 勲 村上香織  


『わすれものはありませんか』を書いて

武本 英之

 50歳にして初めて戯曲を書きました。タクシー専門紙の記者をしている関係で、「ひとつ書いみては」と囁かれたのがきっかけでした。
 「一幕物を書け」と木村快先生から言われて着手したのが昨年九月。それから音を上げる今年二月まで七回の書き直しを命ぜられました。早朝や土日の空き時間に書きました。一つのお話が人間の躍動するドラマに変貌する過程を、大工の棟梁が弟子に教え諭すように、一歩一歩入念に教えていただきました。。胸突き八丁、クライマックスの仕上げのハードルはきつかった。最後、画龍点睛の瞳を快先生が書き込んで一つの旅が終了しました。
 訴えたかったことは、閉塞した時代の波に飲まれたタクシードライバーやNPOボランティアの人々に「元気を出そうよ」ということ。大げさに構えなくとも、それは目の前に転がっているのかも知れません。忘れ物のように。
 これから先は役者の方々にお任せします。言葉と身体を通じて、どんな劇が踊るのか楽しみです。

公演日程

2009年
公演日開演会場主催
2月27日14:00現代座ホールNPO現代座
料金/一般 3,000円、NPO現代座会員 2,500円、小中高生 1,000円
※小劇場のため必ず予約をお願いします。 問い合わせ先 NPO現代座
TEL 042-381-5165 FAX 042-381-6987
公演日開演会場主催
2月28日13:30北沢タウンホール世田谷区福祉移動支援センターそとでる
参加費/一般 3,000円、NPO現代座会員 2,500円、小中高生 1,000円
※終演後、15時から原作者武本英之氏ほか関係者によるアフタートークショー(16時終了予定)
『福祉移動サービスが世田谷を元気にする』
問い合わせ先 世田谷区福祉移動支援センターそとでる
TEL 03-5316-6621 FAX 03-3329-8311